新発想の太陽熱発電

 
 三菱重工が新しい太陽熱発電装置を開発した。従来太陽熱で蒸気を作ってタービン発電機を回していたが、直接高温の空気を作って回す世界初となる方式。

 水を使わず空気とはコロンブスの卵だ。オーストラリアの国立研究機関と共同で2013年に小型の実証プラントを稼働させ、2015年に小規模プラントで商用化を目指す予定だ。

 水を使わないので装置がシンプルで、発電コストは2〜3割下がる見込み。またしても自然エネルギー開発で日本の発想と技術力が発揮されたが、効率だけでなく廃棄物の問題から考えてもこの太陽熱発電の方がソーラーパネルよりよさそうだ。