条件次第

 かつて石炭はエネルギーの主役だった。安価で大量に存在し、火さえつければすぐに使え、まだ二酸化炭素も窒素酸化物の問題もなかった。

 石油・天然ガスはタンカーや自動車の発明、油田開発技術の発達で制約条件が取れ石炭に代わるようになり主役となった。

 原子力自然エネルギーも環境制約、資源制約からは主役になりうるが安全やコストなど条件次第ということだ。

 過去に欠点とされてきた部分を技術によってブレークスルーすることで時代の要求する長所が生かされる。

 条件は時代によって変化するので、過去の条件にとらわれているとエネルギー確保が難しくなる。