信頼社会

 トーマス・フリードマンは「フラット化する世界」の中で、信頼ある社会こそ発展出来るとし、アメリカはこの条件を持っているとしている。日本がここまで成長できたのは、社会はもちろん企業などの組織においても規則を作らなくてもやっていけるだけの信頼感を構成員が互いに持っていたおかげである。

 阪神淡路大震災の時のボランティアもそうだが、先年の新潟県中越沖地震柏崎刈羽原発が被災したとき、日曜日であったがほとんどの職員が家を出て発電所に集合して対応に当たったことは、いまだに国内には信頼感が行き渡っていることを示している。