情けない話

 人々が生産活動を行うためにどのくらいの二酸化炭素をだすのかは国によって大きな差がある。2009年のデータではGDP当たりの二酸化炭素排出量は日本が一番少ない。

 EUでさえ日本の1.7倍、アメリカは2倍だ。意外なのは韓国が3倍であること。中国やロシアはそれぞれ日本の11倍、17倍と信じがたいほどの効率の悪さである。

 二酸化炭素排出の多い、火力発電、製鉄、製紙などでもすべてにおいて日本がトップクラスである。こうしたことがCOPで話題に上らないのはなんともおかしな話だし、日本の外交力のなさが情けない。