アメリカは引き続き好調

 ハイブリッドカーの話ではない。アメリカの原子力発電所の運転実績が、あいかわらず良好だ。世界原子力発電事業者協会(WANO、World Association of Nuclear Operators)の追跡調査によれば、アメリカの原発の計画外停止と出力減少による発電量の損失は10年前の半分になっているそうだ。

 アメリカの原発稼働率は平均で9割に達していて、日本が6割程度なのに比べると格段の差がある。アメリカ人は日本人と違って放射線被爆をしても基準内なら安全と割り切っているといわれていたが、作業員の被ばく線量も減少を続けていて、過去10年間で三分の二に減少したというから立派だ。