合理的な二酸化炭素排出量削減

 二酸化炭素削減のために排出量の上限値を決めるキャップアンドトレード方式が欧米でスタンダードになっている。日本は上限値の決め方が不公平になるとして反対しているが形勢は不利。GDP一単位当たりの二酸化炭素排出量の世界標準を出してそれより多く出している国に削減してもらうのが、もっとも合理的だと考えるが、…そうすると日本はほとんど何もする必要はなく、アメリカやロシアは大変だからこの案は否決されるはず。

 日本人は欧米人が合理的だと考え勝ちだが、実は彼らは合理的ではなく、自分に都合の良いようにロジックを作るのが上手で、そればかり考えているずる賢い連中。日本人は、欧米は合理主義の本場だから自分達と同じように合理的に考えるだろうという間違った先入観からいつまでも脱却できないでいる。